「書く」をやめて「選ぶ」に変える

図1: ゼロから書く従来のやり方を、AIが出す3案から選んで直すだけの型に変えると1投稿が数分で完成する

「SNSの更新が続かない」という相談で話を聞いていくと、原因は文章力ではないことがほとんどです。投稿ネタを前に「どう書き出すか」で迷っている時間が一番長いのです。ここを解決するのが、AIに切り口の違う3パターンを出させて、人間は選ぶだけにする型です。ゼロから書くのをやめて「選んで直す」に変えると、1投稿にかかる時間は数分に縮みます。

そのまま使えるプロンプト例

道の駅の産直コーナーを例に、コピーしてそのまま使える形にしました。商品情報の部分だけ書き換えれば、観光施設のイベント告知や飲食店の日替わりメニューにも流用できます。

あなたは道の駅のSNS担当者です。以下の商品について、
Instagram向けの投稿文を3パターン作ってください。

# 商品情報
・商品名: 朝採れ枝豆(新潟県産)
・特徴: 今朝収穫したもの。夕方には売り切れることが多い
・伝えたいこと: 午前中の来店がおすすめ

# 3パターンの切り口
1. お客様への声かけ風(親しみやすく)
2. 数字や事実で伝える(「今朝6時に収穫」など)
3. 質問で始める(「茹でる前の枝豆の香り、かいだことありますか?」など)

各120字以内。絵文字は各2つまで。ハッシュタグは3つ。

なぜ「切り口を指定した3パターン」が効くのか

図2: 切り口を指定しないと似た3案しか出ないが、切り口を3つ指定すると方向の違う3案を比較して選べる

ポイントは「3案出して」で終わらせず、切り口まで指定することです。切り口を指定しないと、語尾が違うだけの似た文章が3つ出てきて、選ぶ意味がなくなります。方向性のずれた3案が並んで初めて、「うちのお客さんに合うのはどれか」という比較で判断できるようになり、良し悪しを白紙から考えるより格段に速くなります。

3案とも決め手に欠ける日でも無駄にはなりません。「2案目の数字の使い方を、1案目の親しみやすいトーンで書き直して」と組み合わせを指示すれば、4案目が数秒で出てきます。現場でこの型を使っていて感じるのは、人は白紙から書くのは苦手でも、並んだ候補から選ぶのは得意だということです。完璧な1案を狙ってプロンプトを磨き込むより、粗くても方向の違う3案から選ぶほうが、結果として速く、投稿の質も安定します。

明日やれる一歩

上のプロンプトをそのままコピーして、商品情報の3行だけ自社の商品やサービスに書き換えて実行してみてください。出てきた3案から1つ選んで投稿するところまでやってみると、「選ぶだけなら続けられそうだ」という感覚がつかめるはずです。